食器の片付けを自分からできる子にする心理学

子どものお手伝い
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▼「お母さんに言われてやる気がなくなった。」だと!?

ご飯を食べ終わったら、今すぐ片付けることが我が家のルールだからね。そういって、約束したはずなのに、言ったその日からもう片付け忘れる・・・

「おいおい、こいつは一体私の話の何を聞いていたんだ?」とイラッーーっとした経験はありませんか(笑)?

 

親「今すぐ片付けて!」

子「はーい。(と言ったままテレビを見ている)」

親「早く片付けなさいって言ってるでしょ!!」

子「これを見終わったら・・・」

親「じゃぁ、見終わったらやってよ!」

(20分経過。TV終了後)

親「結局ほうったらかしにしてるじゃない!やりなさい!」

子「今やろうと思っていたんだから!お母さんに言われてやる気がなくなった。」

 

なんていう、不毛な会話が繰り返さる毎日。

正直お母さんも疲れますよね。結局最後は怒り疲れて自分で片付けて・・・。

これでは、お母さんの体力ももたないでしょう。

 

さて、そこで一つ、簡単な方法をご紹介します。

▼子どもが片付けられるのは、2パターンしかない

大人もそうですが、人間が行動するときは「気持ちが良くなる」か、「嫌なことの回避」しかありません。

 

例えば、エステやマッサージ店に行くのは気持ちの良さを求めてです。掃除をかけたり、洗濯したりするのは、部屋や服が汚いという嫌なことの回避のためです。

部屋が汚くてもなんとも思わない人は、掃除の頻度も少なくなりますよね。

 

では、子どもの食器の片付けに置き換えてみましょう。

 

子どもが食器を片付けないのは、それによって得られる快楽も、嫌なことからの解放もないからです。

片付けると気持ちが良い。もしくは、片付けないと嫌な目に遭うことを学べば、自分から食器を片付けられるようになるのです。

 

そこで、一番早いのは、食器を片付けないと自分が嫌な目にあうことを学ぶことです。

例えば、自分で食器を片付けないと、お母さんに食器を洗ってもらえない。昨日使った食器にごはんをよそわれる、といった具合です。

 

最初はお母さんが嫌だなぁと思うかもしれません。親が嫌なので、言っても聞かなければ最終的には親が片付けてしまいところ。

でも、そこはグッとこらえてガマン。

 

子どもに「汚い食器で食べると気持ち悪い」ことを教えていると思って下さい。

一度学んでしまえば、二度と怒らなくてすみますよ。

 

今回の記事は、『アドラー博士が教える子どもの「がまんできる心」を引き出す本』(青春出版社 星一郎著)を元に、秋田英明が書きました。

 

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