「すぐ飽きる」子どもにしない、赤ちゃんからやっておきたいたった1つの習慣

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息子くんが1歳になるかならないころ。

大型ベビー用品店に行くと、息子くんは0歳児ながら「これ欲しいわぁ」と主張をしてきたことがよくある。(もちろん、そう口にしたわけではない)

 

特に、黄色と黒の柄や、赤色のおもちゃが目にとまると、「あっ!あっ!(なんかおもしろそうなものがある!)」と騒ぎ始め、その場から離れようとすると、「あ゛あ゛ぁぁー!!(どこいくのよ!それ触らしてーな!)」と怒られる。

 

普段はおもちゃは買わないようにしているのだが(家にあるもので工夫したい)、同じぐらいの子どもがいる友人の家に行って、大量にあるおもちゃを見た後などは、「たまには買ってあげるか」と、買ってあげるときもある。

 

そんな時は、前述のような本人が気になるおもちゃを買ってあげるわけだが・・・

いざ、家に帰ってプレゼントすると、最初は興味深く見たり触ったりしているが、10秒ほどすると飽きてポイッ!その後は見向きもしない。

そんな経験が何度かある。

「えー!せっかく買ったのに!もっと遊ばんかい!!」

と何回つっこんだことやら・・・。

 

どうやら、男の子は「すぐ熱くなり、すぐ冷める」らしい。

あれ?よく考えたら僕も0歳児と変わってない・・・?

まぁ、それは置いといて。

 

■やる気が続く体験「できた!」

遊んでくれないおもちゃがどんどん増え、「邪魔なのに捨てられない」という悪循環になるのも嫌なので、同じおもちゃで継続的に遊んでもらうにはどうしたら良いか調べてみた。

 

『男の子の一生を決める0歳から6歳までの育て方』(中経の文庫 竹内エリカ著)によると、1歳ころにもなると「男の子のやる気に火をつけるのは「できた!」という体験」という。

 

ふむふむ。たしかに、思い返せば速攻飽きたおもちゃは、簡単に扱えるおもちゃが多かったぞ。色は派手で目は引いたが、ボタンを引っ張るだけとか(音もしない)。

逆に、ただの四角の積み木は長く遊んでいる。積むことが上手くできたりできなかったりするので、まさに「できた」達成感が楽しいのだろう。

しかしながら、「達成感」を得られるおもちゃって言っても、なかなか難しい。

パズルとか?ボール遊びとか?

 

■「達成感」を得られる遊びを考案

市販のものだと限られるので、結局我が家では、ペットボトルの口に、ママのヘアピン(ただのヘアピン)を入れる遊びというものを初めた。

結果これが、結構ヒット!!

入れられそうで入れられない。そもそも、ヘアピンをうまく掴めないし、つかめてもペットボトルの口に上手く入れられない。ひっかかってペットボトルがこけたりもするし。

 

しばらく頑張った後、1回上手く入れると満面の笑みで、「やったで!」とこちらを見ていた息子くん。

その後も何度も何度も遊び続けていました。ペットボトルが上手くできるようになったあとは、更にハードルをあげて、ペットボトルの口を貯金箱の入り口に入れる遊びに変えたところ、またまた熱中。

 

なんかちょっと難しい!

頑張ってみよう。

できた!!!

 

なるほど。このプロセスを歩める遊び・おもちゃが面白いのですなぁ。

 

 

■赤ちゃんのやる気スパイラルを起こす接し方

おもちゃ選びだけじゃなく、男の子の子育て上「達成感」は重要な鍵になる。

「1人で立てた」

「ハイハイができた」

「1歩あるけた」

「バイバイができた」

「ブーブーといえた」

子育てをしていると、教えたことができたり、教えてないことを突然できたりする。

まずは、「よく出来たね―!」と褒めると良いのは、ママさんたちはよく分かっていることだと思う。

赤ちゃんはほめられると嬉しい。

 

実は、さらに赤ちゃんが楽しくなるために、もう一歩踏み込むと良い。

あえて次にちょっと難しいことを投げかけてみる。

「次は2歩歩いてみよう!」

「あっち(ちょっと遠くまで)までハイハイしてみよう!」

すると、やる気になった赤ちゃんはちょっと頑張る。

 

頑張ったら、できる。

できたら、また褒める。

また次のちょっと難しいステップを投げかける。

赤ちゃんやる気で取り組む

 

こうした良いスパイラルがうまれる。

もちろん、できなくても怒ったり見放したりしてはいけない。

 

■達成感が「頑張れない大人」と「頑張れる大人」を分ける

実は、こうしたちょっと難しい課題を少しずつ越えて達成感を積み上げることは、大人の成長にとっても大切なのに見落とされ勝ち。

 

たとえば、「英語を話せるようになりたい!」と勉強を始めたものの、半年後に「全然話せるようになってない・・・」と諦めてしまう人がいる。

半年間の内には頭の中に100語の英単が増えていたとしても。

 

継続的に成長できる大人は、「半年間に覚えた単語が100語もある」と自分の成長を認めることができる。自分の成長に「達成感」を感じられるので、継続して頑張れる。

それを2年、3年間と続けている内に「気付いたら話せるようになっていた!」となる。

 

僕らの子ども達は、今は赤ちゃんでも、幼稚園、小学生、中学生と成長する。

大きくなった時に、「がんばり続けられる子」と、「そうでない子」では人生に大きな違いが生まれてくる。

 

だから、「達成感を与えてあげる育て方」は、ある意味人生を決める育て方だと思っている。

ちなみに、『男の子の一生を決める0歳から6歳までの育て方』(中経の文庫 竹内エリカ著)によると、「小さな「できた!」の積み重ねが大人になってからの行動力の基礎になる」とのこと。

 

「この子が達成感を感じるには、どうしたら良いかな?」

と、考えながら子育てをすることを心がけていきたいし、オススメしたい。

 

<参照>

『男の子の一生を決める0歳から6歳までの育て方』(中経の文庫 竹内エリカ著)

 

秋田英明

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