「ゲームより宿題やりたい!」子どもに育てる5つの環境作り

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▼宿題をできないのは妖怪のせい?

多くのお母さんたちの頭を悩ます、子どもの「宿題の後回し」。

 

「宿題やりなさい!」

「いつまで、ゲームしているの!」

「いい加減にしないと、怒るよ!」

 

言っても言っても、なかなかやらない子どもたちはやってくれません。

 

時には、「宿題できない妖怪がいるからだ」と、妖怪のせいにして逃げ始めるヤカラまでいる始末。

 

お母さんたちは、「お前のやる気を妖怪のせいにするな!」と怒鳴りつけたくなる気持ちを押さえる日々。

 

「だらだらして、勉強デキない子になってほしくない。」

「学校(塾)の勉強に置いて行かれては、将来困ってしまう」

 

お母さん(お父さん)は心配する気持ちが強いからこそ、アドバイスのつもりで強く怒ってしまいます。でも、当の子どもたちは、言われれば言われるほど素直にやらない。親は困ってしまい、どうしたら、いうことを聞くのか考える。

 

「そうか、宿題をやらないと将来自分が困ることが分かってないのだな。だったら、話を言って聞かせよう」

 

そう思い、「◯◯、ちょっと話を聞きなさい。いいか、今やっている宿題は、将来お前が良い大学を出てより良い人生を送るために必要なんだ。」と話し始める。

 

これが、次の日子どもが友達に話す「お母さんの説教が長くて」の巻です(笑)。

 

結果、せっかく熱意を込めて話しているのに、子どもは手遊びを始めたり、もぞもぞし始めたりして、「こら、話を聞いているのか?」と、ぬかに釘、のれんに腕押しになってしまう。

 

そろそろ、こんなどうどうめぐりは辞めたいですよね。

本人が「勉強しないリスク」に気付いてくれれば良いですが、一体何年後か分かりません。30才になってから、あの時からしっかり勉強しておけば良かったと思っても後の祭りです。

 

▼宿題は環境づくりから

では、どうすれば自分から宿題をやりたいと思えるようになるか。

それは、親が動かそうとするのではなく、子どもが自分から「宿題をやりたくなる環境」をつくってあげることです。

 

宿題を楽しいと思える環境を作ってあげることなのです。

 

【宿題が楽しくなる、環境づくり5選】

☆1)シールスタンプラリー

宿題をできれば、台紙にシールを貼る。これは、スタンプラリーと同じで、子どもたちが熱狂する方法で、有名進学塾などでも使われている方法です。

宿題ができれば、すごろくのような台紙に毎日1枚ずつシールをはってあげ、ゴールしたら当人が欲しがっている何かをプレゼントをしてあげるのです。

「よくできました」といったシール等、100円ショップでも手に入るもので、簡単にモチベーションをあげることが可能です。

 

☆2)「やりたい!メモ」を作る

宿題をやっていると、すぐにマンガを読み出したり、掃除し始めたりと、他のことをやりだすことはありませんか?

そんな時は、思いついた時にその場で付箋などにメモさせます。それを机に貼ったりして、宿題が終わったらコレをやるぞ!と、頑張るガソリンにしてあげる方法です。

 

☆3)「コンニャロー赤鉛筆」と「やることリスト」

最近は、宿題も一つということはなく、複数科目分あるものです。宿題だけでなく、ヤラなくてはならないこと全部に使えるのが、コレ。

最初に「やることリスト」に、当日やらないといけないことを全て書き出します。

①算数ドリル3ページ、②国語プリント1枚といった具合です。

それから実際にとりかかり、終了したらリストの該当する項目を赤鉛筆(赤ペン)でグリグリと力いっぱい消します。

実際体感すると分かるのですが、これが結構気持ちが良くスッキリします。

その快感を得たくて頑張れます。

 

☆4)机は1枚板のシンプルなもののみ!

子ども用の学習机というと、目の前に本棚があり、引き出しやキャビネットがついているものですが、本当はNGです。なぜなら、宿題をやるよりも楽しいものがたくさん入っているからです。

大人でもダイエットしようとしているのに、冷蔵庫にケーキやプリンが入っていたらつい食べてしまいます。

わざわざ誘惑するものを近くに置く必要はないですよね。

 

☆5)マンガ、テレビ、ゲームを目に入れない

これは、子どもの3種の神器ですよね。勉強部屋に置いていませんか?

こんな誘惑は、わざわざホールケーキを机に置いて見ながら腹筋エクササイズしているようなもの。食べてしまうのが普通です。

勉強机から見えない場所にしまう、保管するように気をつけて下さいね。

 

以上、子どもが勉強する環境づくり5選でした。

あなたがやっている子どもが宿題をやりたがる方法があったらぜひコメントお寄せ下さいね!

 

この記事は、子育ては心理学でラクになる(主婦と生活社 Daigo著)を参考に、秋田英明が書きました

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