たった一言言い換えるだけ!自分から宿題しない小学生を変える方法
「勉強しなさい!」と、言われるたびに、はぁウンザリ。
小学生の時、筆者自身がよく経験したことだ。
でも、親になったら親になったで、子どもの将来を思って、つい「勉強しろ」と言ってしまいそうになる気持ちはよく分かる。
いちいち、勉強しろと言わなくても成績が伸びたり、勉強時間が増えたりする方法はないものか。
興味深い話を知ったのでご紹介。
▼勉強時間は、親が関わると伸びる
大阪大学社会経済研究所の小川一夫教授の、小学1年生を対象にした調査によると、父親が熱心に子どもの家庭学習を見た場合、全く見なかった時に比べて1日の勉強時間が11.8分伸びたようだ。また、母親の場合はさらに長く23.8分伸びたのだ。
一般的な小学1年生は1日の家庭学習は1時間未満。たった、10分~20分の差といってもあなどるなかれ。毎日のこととなると、1月で5時間~10時間もの差になる。日々の小さな時間の積み重ねの影響は大きい。
勉強は、「やりなさい」から「一緒にしよう」に変えてみよう。
▼目標を短期間にすると、成績が伸びる
「次のテストで100点をとったら、◯◯を買ってあげるよ。」なんてことは、子どもをその気にさせる常套句。
ただ、実は目先の長い目標というものはあまり効果がないようだ。
カナダ人心理学者アルバート・バンデューラの実験によると、小さな目標を毎日達成する方が、成績が上がったことが分かっているのだ。
同氏の実験では、子どもを「教科書の1章から7章が終わるまでに、自宅で42ページ勉強する」グループと、「1章ごとに、自宅で6ページ勉強する」という2つのグループに分けた。
その結果、後者の毎章ごとに勉強した方が、圧倒的に成績がよかったというのだ。
そういえば、筆者も夏休みの宿題をまとめてやっていたなぁ。
たしかに、夏休みの宿題で「賢くなったなぁ」という実感を持ったことは一度もない気がする・・・。
学習効果という意味では、まとめてやるよりも、めんどうでもほんのちょっとずつ毎日やることが大事。
◎本日のまとめ
・勉強は「やりなさい」より「一緒にやろう」。
・一日10分の勉強時間で、月に5時間の差がでる
・目標は、「今日できること」にしよう
秋田英明
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