赤ちゃんが喜ぶ絵本の選び方&ご紹介 ~0才~2才が読む絵本の法則~
実は、絵本の購入については、最初に大ゴケ、大失敗した僕です。
幼児には、「とにかく絵本を読み聞かせたほうが良い。」
子どもが生まれる前に胎教について調べているころに、色々な本に書かれていることでした。
でも、絵本といっても世の中には溢れかえっているわけで、一体どの本から始めれば良いのか僕は分かりませんでした。そこで、家庭保育園さんのオススメ絵本なんかを見ていると、全国学校図書館協議会選定図書や、厚生大臣賞受賞作品といった公共機関が太鼓判を押している絵本達があるようなので、まずはそれらの絵本からスタートすることにしました。
古くから愛されている名作絵本も多かったので、家庭保育園さんでは買わず「中古で意外と安く売っているんじゃないの?」とケチくさく、ヤフオクで前述の全国学校図書館協議会選定図書などなどの絵本一式50冊を、15000円で購入(家庭保育園の指定絵本のセットではないです)。
そして、これが大失敗!!!!!
50冊の内45冊ぐらいは未だに押入れに入ったままに・・・。
実は、絵本を買う前、僕には1つの信念みたいなものがありました。
それは、「子どもの限界は親が決める」というもの。
要するに、絵本も、子どもの年齢に合わせるというのは、親が勝手に決めているもので、小さな子どもでも大きな子どもと同じように扱っている内に、成長速度が上がるであろうと。
そう考えていました。
できると思って接していると、できるようになるし、できないと思って接していると、できないようになる。
これは、昔僕が塾講だった時の教え子が、「勉強から逃げる子」から机に向かえる子に変えられた時に確信した信念でした。「勉強しない」とレッテルを貼られた子どもであっても、「できる子だ」という大人の接し方一つで変わる。
そんな信念があったもので、絵本を買う時もちょっと大きい子ども向けの本も一緒に買ってしまったのです。
例えば、「エルマーの冒険」とか。完全に小学生向けの本なんですが・・・
その結果、実際に使っている本は、50冊の内5冊ぐらいになってしまいました。
いやぁ、赤ちゃんがこんなにも、興味ないものには一切興味を一切示さないなんて知らなかった!
読んであげても興味を示したのが、5冊ほどしかなかった訳です。
文字が多い本を読まれても、秒速でプイっと横を向いてしまうんです。
赤ちゃんの本に関しては、年齢にあったものでないとまず反応しません。
一切本を見ようともしない。
そして、全国学校図書館協議会の推薦図書とか、そういった推薦も実はあてになりません。
大人が読んで「いい話だなぁ」とか、「子どもに知ってほしいなぁ」という基準でも選ばれているので、子どもが喜ぶとは限らんわけです。
特に、生後0ヶ月~6ヶ月の場合は顕著です。
(ちなみに、家庭保育園では生後すぐに絵本の読み聞かせのスタートを推薦しています。むしろ、胎児の頃からやりましょうという勢い)
0ヶ月~6ヶ月の場合、赤ちゃんの視力は新生児で0.01~0.02、6ヶ月で0.1、と、まだまだ弱いので、そもそも本がぼや~っとして見えていません。
なので、絵本を読み聞かせても、反応がない。
反応がないと、良かれと読み始めても、「まだやらなくて良いか。」とモチベーションが落ちてしまう。
じゃぁ、どんな本が良いのかなという話。やっぱり、良いのは「ママさんに人気がある本」です。なんだ?結局そこ?と思ったかもしれません。
しかしながら、結局読み聞かせは、1冊でも多い方が子どもの脳の発達に良いわけなので、人気がある本で楽しくたくさんよんであげるのが一番。
そんなワケで、結局我が家では図書館で大量に借りて読む作戦がスタンダートになりました。4名分のカードで常時40冊ほど借りることに。
今日は、たくさん買ったり借りたりした中で、当然当たり外れがありました。どんな本が良かったのか、人に聞いたり、自分の子どもの人気がある絵本をご紹介します。
選んだ本に共通するポイントは、
1)絵のみやすさ(視認性)、美しさ(色彩感覚を養う)
2)繰り返しのリズム感
3)楽しい音
です。
そもそも、絵が見やすいこと。
その上で、ゴロが良く、濁音が入っていると赤ちゃんが面白がる
ブーブーやニャンニャンといった音は、やはりいつの時代も赤ちゃんが最初に覚えることばのようです。
いっしょにあそぼ しましまぐるぐるボードブック (柏原 晃夫 (イラスト))
もし、今から新生児のために絵本を買うとしたら何の本?
と言われると、間違いなくこの本を買います。
色々絵本をよんでみているけど、全然反応がない・・・。
「やっと反応があったぁ」と自分が報われた感が一番あったのがこの本(笑)
絵がハッキリしているので、見やすい上に、しましまとぐるぐるという繰り返しが耳にも楽しいようです。
一番最初に友人から頂いた本。小さな丸が山や嵐をころころと転がりながら越えていく絵本。絵が大人も何度もみてしまうほど美しい。ころころという繰り返しリズムも赤ちゃんにとって心地よいよう。
水がジャァジャァと流れる音や、紙をビリビリと破く音など、赤ちゃんが聞いて喜ぶ「音」の絵本。
あうあう言いながら、聞いています。
松谷 みよ子 (著), 瀬川 康男 (イラスト)
600万部売れているという、もはや伝説的名作かもしれません。赤ちゃんが鉄板に喜ぶ名作と聞いていたのですが、実は息子の場合生後6ヶ月ぐらいまでは、全く反応しなかったんです。
絵がかわいいけれども、タッチが淡いので最初は見えづらいのかもしれません。
今では大好きな1冊。
赤ちゃんと、ママ・パパがスキンシップを取りながら遊べる絵本。
繰り返しのことばと一緒に、スキンシップも取れる絵本なので読みながら一緒に楽しくなれます。
ママと赤ちゃんがくっついた!と言って、ほほをペタっとくっつけてあげてください。
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本 安西 水丸著)
「がたんごとん」の繰り返しのリズムと、電車に乗り込んでくる人(?)達がかわいい!電車が好きな男の子はとくに大好きな絵本かも。
なんどもなんども、読んで読んでとせがまれた絵本です。
こんな怖そうな本で、喜ぶの?と思われたかも知れないですが、実は10ヶ月ぐらいのときから息子が大好きな絵本。
やっぱり怖いので、ママにつかまりながらも読みたがる本。ママとしても、ちょっと怖がってよじ登ってくるのがまた可愛いらしい(笑)。
色のコントラストがハッキリしているので、読みやすい絵本。カラフルなバスが出てくるので、特に乗り物好きな男の子に人気。
地元の図書館で大人気のだるまさんシリーズ。予約待ちがいっぱいでなかなか借りれない本です。
赤ちゃんから5才くらいの子どもでも楽しめちゃう絵本。だるまさんがーという、繰り返しのリズムと、ちょっと奇想天外なだるまさんの動きがとっても面白い。
はらぺこあおむし (エリック=カール (著), もり ひさし (翻訳))
この本は、やっぱり名作と言われるだけのことがある、圧倒的な絵の美しさ。
しかけも可愛いですしね。この本も、名作ということで祖母からプレゼントされたものの、最初は反応を示さず月齢があがってから好きになった本。
<参照>
「9才までに地頭を鍛える!37の秘訣(扶桑社 大川栄美子著」)」
秋田英明
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