我慢できない子はこうなる。買い与え過ぎが奪う子どもの力とは?
「これ買って!」とこどもにせがまれ、ついつい買ってしまっていませんか?
買わないと泣きじゃくったり、地面に座り込んでしまったり。さっさと用事を済ませて帰りたくてつい買ってしまう。そんなお母さんたちをスーパーやおもちゃ屋さんなど色々なところで見かけます。
最近は、何でも安く買えてしまう時代。しかも、テレビやチラシではコレを買え、あれを買えと、大変魅力的なアピールを滝のように浴びせかけてきます。
言うことを聞かせるためにも買ってしまう気持ちはよくわかります。
でも、ママさん。そこで仕方がないなと譲ってばかりいると・・・
実は、こどもの創造性を奪っているかもしれません。
▼いつも買ってもらえる子どもはどうなるか?
「必要は発明の母」ということわざがあるように、、欲しいものが手に入らない「不足感」こそが子どもの創造力を育てるからです。「ない」は「工夫」を生み出すためのエネルギーになります。
「空を飛びたい」と思ったからこそ、人が飛行機を作ることができたように。
「創造力」は大人になると、「仕事力」になります。
今の時代どんな仕事でも、自分で工夫する力が求められます。あなたの周りでも、会社やPTAの仕事を、自分で工夫して上手く仕事を切り盛りできる人と、人から言われた通りにしかできない人がいませんか?
創造力がある人は、自分で工夫ができるので、仕事もできます。
反対に、いつも与えてもらうことに慣れている人は、工夫ができず仕事もできない人になってしまうのです。
有名な芸能人や社長に幼少の頃貧乏を経験したことがある人が多いのも、幼少時代を工夫で乗り切った経験が大人になって仕事へのエネルギーになっているからです。
例えば、SMAPの中居正広さんは家が貧乏で「白米」をお腹いっぱい食べられるほど米がなく、水道水につけてふやかして量を増やしてたべていたとTVで話されていました。子どもながらに、お腹いっぱいになるためにどうすればいいか必死に考えたのでしょうね。
こうした経験は、「あの時期を乗り越えた」という自分への自信にもなります。
ところが、現代はものが有り余っている時代。
子どもが欲しいと思うようなものは100円あればたいてい買えますし、うるさく言われたらつい買い与えてしまうもの。
欲しいものを簡単に買うことは、お金と同時に「こどもの創造力」をも支払っていると言えるのかもしれません。
「買わない」が「子どもの創造力を育てている」と考えよう
つい何かを買いそうになった時は、「これは本当に必要?」そう言って、1秒だけ立ち止まって考えて見て下さい。それだけで、余計なものを買うことを1つでも減らせるはず。
買わないことで、子どもの創造力を伸ばしていると思えると、「買わない勇気」が湧いてきませんか?
この記事は、アドラー博士が教える、子どもの「がまんできる心」を引き出す本(青春出版社 星 一郎著)をもとに秋田英明が書きました
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